平成21年当時、IMOでは、STCW条約の包括的見直しが実施され、従来Bコードの推奨内容であったBRM/ERM原則がAコードの強制要件に規定されることが確実となったため、実際の当直実施状況の画像等を用いてERM要件を分かりやすく説明する視聴覚資料を作成することとしました(おな、BRM/ERM原則はマニラ改正でAコードの強制要件に規定されました。)。
視聴覚資料作成に当たっては、船社関係者、海技教育関係者等からなる専門委員会を設置して、内容等について審議検討するとともに、作成した視聴覚資料(DVD)は、関係機関に無料配布するとともに、IMO、STW小委員会で紹介するとともにモデルコースの参考資料として提案し、了承されました。
なお、ERMとは、Engine-room Resource Management(エンジンルーム・リソース・マネジメント)の略称です。(平成21~25年度実施)